腹痛が持続する場合、内視鏡検査による消化管病変の検索は重要な選択肢といえます。では、いつ頃から検査を受けるべきか?慢性腹痛に対する内視鏡検査のタイミングを解説します。
おなかの具合が良くない時は早めに病院で診てもらおう
おなかが長い間いたいったり、お腹の痛みがある時は要注意です。特に、お腹の痛みと一緒に血が混じった便が出たり、血液検査で貧血がある場合はとても大事なサインです。このような場合はすぐに病院で大腸やおなかの中をカメラで診てもらう必要があります。大腸がんや炎症、潰瘍など見逃せない病気を早く見つけるためです。早期に見つかれば、治る可能性が高くなります。だから少しでも変だと思ったらためらわずに病院へ行きましょう。
おなかの具合が変わらない時は様子を見ることも
おなかの痛みがずっと同じような時は、血が出たり貧血がなければ、様子を見ながら我慢することもありです。もちろん長く続く場合は病院で診てもらう必要が出てきます。でも、薬である程度痛みが治まるようでしたら、生活の習慣をよくしていくことも大切です。たとえば、食事の量や間食を減らしたり、ストレスをためないようにしたり。こうした生活習慣の改善が症状の改善につながることも多いのです。